月と陽 月の気持ち

月と陽の10年目の別れに至るまで 

消えたLINE


最近、iphoneの機種変をした
もちろんデータの引継ぎもしてもらった



のだけど・・・


陽とのトークが全部、消えてしまってた
何にも無くなってしまったトーク画面を見て


すべてがリセットされたような気持ちになった



陽と付き合っていた10年も
そうやってリセットされたような



何もない状態に戻ったんだな・・・




日々、心は軽くなっていて
笑って暮らせてるし


よく食べて、よく眠れている



心に陽がいることは
何も変わらない



寄りを戻したいとは思ってない
もう不倫はしたくない


ずっと嘘をついてないといけない状態


想い合えていても、辛かった




だけど、陽はどうしてるだろうか・・・
仕事は大変じゃないかな


そんなことばかり 思う毎日




責任のない関係


どうしてお別れの日に
あんなに怒りが湧いてきたのか・・・



陽は家族に対して
責任という思いが強かった


その責任を果たすために
結婚生活を続けていて


離婚したあとも
家族が困らないように
資産運用していた


自分が家を出る時のために・・・と
もう10年やってる


そして、陽の計画では
ここからさらに10年くらいはかかるような気がする


陽は、家族への責任を果たすために、
それだけの年月をかけるつもりだった



なのに、私のことは


ごめん 合わない で済ませようとしたこと


その話をするために、新幹線で来てくれたこと
誠意といえば、そうかもしれない



だけど、あれほどまでの怒りを感じたのは


再婚を考えて一緒にいた10年に対することが
ごめん 合わないって


その無責任さに がっかりしたから



私をこのタイミングで解放することが
陽の責任の取り方だったのかもしれないけど


そんな責任の取り方って


あくまでそれは想像なのだけど・・・



今は怒りはなく、そうだったんだなと
フラットに自分の気持ちを振り返れる



心が動かなかった


色んな経緯があるのだけど
そこは省略します


また機会があったら
どこかに書こうと思うのだけど



マッチングアプリで知り合った方と
ランチへ行ってきた


私より年上のその方は
ある物の輸入販売をされてるオーナーさんで
父子家庭でお子さんを育て上げて
お子さんはもう社会に出られてる



大人で、紳士的
見た目も悪くない
背も高い
優しい(誰だって最初はそうか・・)


落ち着いている



高層階での高級ランチ
景色を見ながら、色んなお話を伺った



帰り際に、お菓子まで持たせてくれて



下に降りるエレベーターの中で
手を繋がれた


大きな手


陽とは違う手



好きになれたらいいのに・・・
そう思う時点で、好きになれない


繋がれた手を離したくて仕方なくて
挙動不審になっていたかも・・・



恋愛がしたいわけでも
パートナーが欲しいわけでもない・・・


そう思った日