月と陽 月の気持ち

月と陽の10年目の別れに至るまで 

責任のない関係


どうしてお別れの日に
あんなに怒りが湧いてきたのか・・・



陽は家族に対して
責任という思いが強かった


その責任を果たすために
結婚生活を続けていて


離婚したあとも
家族が困らないように
資産運用していた


自分が家を出る時のために・・・と
もう10年やってる


そして、陽の計画では
ここからさらに10年くらいはかかるような気がする


陽は、家族への責任を果たすために、
それだけの年月をかけるつもりだった



なのに、私のことは


ごめん 合わない で済ませようとしたこと


その話をするために、新幹線で来てくれたこと
誠意といえば、そうかもしれない



だけど、あれほどまでの怒りを感じたのは


再婚を考えて一緒にいた10年に対することが
ごめん 合わないって


その無責任さに がっかりしたから



私をこのタイミングで解放することが
陽の責任の取り方だったのかもしれないけど


そんな責任の取り方って


あくまでそれは想像なのだけど・・・



今は怒りはなく、そうだったんだなと
フラットに自分の気持ちを振り返れる