だから甘えられなくなった
別れ話を切り出されて
月ちゃんは、奥さんと同じ そう言われて
そうなんや しか言わなかった
あ、違う
陽ちゃんが、そう思うんったら そうなんやね
この時点で違う!!って言うのを諦めて、そう言った
さらに言い合いになりたくなかったから
この時点では、私はあまり何も言わず
陽が言うことに耳を傾けてた
電話でケンカになった時も
仕事ばっかりしている私が、弱音を吐いて
生きてる時間をほぼ仕事に費やして
生きてるのか、死んでるのか分からない
その言葉に、陽はいきなり怒った
そんなこと、月ちゃんを大切に想ってる人に言うもんじゃない
俺の存在は一体なんなんだ
私個人の問題、個の話って
何度言っても、陽は分かってくれなかった
最後には
個の問題なら、俺に言うなよ
一人で思ってたらいいじゃん
悲しい以外の言葉が見つからなかった
こういったことは、今回だけじゃない
どんどん陽には甘えられなくなったんだ
陽はそれに気付いてないんだろうな・・・
月