月と陽 月の気持ち

月と陽の10年目の別れに至るまで 

だから甘えられなくなった


別れ話を切り出されて


月ちゃんは、奥さんと同じ そう言われて


そうなんや しか言わなかった


あ、違う


陽ちゃんが、そう思うんったら そうなんやね



この時点で違う!!って言うのを諦めて、そう言った


さらに言い合いになりたくなかったから




この時点では、私はあまり何も言わず


陽が言うことに耳を傾けてた




電話でケンカになった時も


仕事ばっかりしている私が、弱音を吐いて


生きてる時間をほぼ仕事に費やして


生きてるのか、死んでるのか分からない



その言葉に、陽はいきなり怒った



そんなこと、月ちゃんを大切に想ってる人に言うもんじゃない
俺の存在は一体なんなんだ



私個人の問題、個の話って


何度言っても、陽は分かってくれなかった



最後には


個の問題なら、俺に言うなよ
一人で思ってたらいいじゃん



悲しい以外の言葉が見つからなかった


こういったことは、今回だけじゃない
どんどん陽には甘えられなくなったんだ


陽はそれに気付いてないんだろうな・・・